370
1.
しずけき祈りの
時はいとたのし、
悩みある世より
われを呼びいだし、
み神のもとへと
すべての願いを
携えいたりて
つぶさに告げしむ。
2.
しずけき祈りの
時はいとたのし、
さ迷いいでたる
われを呼び返し、
あやうき道より
ともない帰りて、
試むるものの
罠をのがれしむ。
3.
しずけき祈りの
時はいとたのし、
そびゆるピスガの
山の高嶺より、
ふるさと眺めて
のぼりゆく日まで
なぐさめを与え、
喜びを満たす。
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371
1.
いつくしみ深い
友なるイェスは
うれいも罪をも
ぬぐい去られる。
悩み苦しみを
かくさず述べて、
重荷のすべてを
み手にゆだねよ。
2.
いつくしみ深い
友なるイェスは
われらの弱さを
共に負われる。
嘆き悲しみを
ゆだねて祈り
つねに励ましを
受けるうれしさ。
3.
いつくしみ深い
友なるイェスは
愛のみ手により
支え、
みちびく。
世の友われらを
捨てさるときも
祈りに応えて
なぐさめられる。
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372
1.
イェスのみ名は
たぐいあらず
いともきよくとうとし。
力
まこと
あいとめぐみ
すべてみ名にあふるる。
2.
なやむときも
みこえ聞こゆ
主イェスちかくいませば、
力
みつる
イェスのみ手に
たよるものはやすけし。
3.
イェスよわれに
進むみちを
しめしたまえさやかに。
み声ききて
みむねのまま
ゆかせたまえこの世を。
4.
いとも高く
きよきイェスよ
わがこころをきよめて、
旅路おわる
すえの日には
迎えたまえみもとに。
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373
1.
イェスこそわが君
勝利の主ぞ、
あわれみうくれば
喜び満つ。
2.
心に迎うる
主のおとずれ
悲しみ消えさり
愛の火もゆ。
3.
光といのちと
愛のいずみ
あふれて清むる
わが思いを。
4.
主の民こぞりて
み名をほめよ、
心を捧げて
主を求めよ。
5.
うたもて主をほめ
あがめまつり
心をつくして
主にしたがわん。
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374
1.
たよりまつる
わが主よ
み声聞きて
安けし。
(おりかえし)
われはただ主に
たよりまつる
恵みあふるる
わが主よ。
(おりかえし)
2.
わが主近く
いまさば
いざないにも
勝つをえん。
(おりかえし)
3.
悩むときも
さちにも
主のいませば
安けし。
(おりかえし)
4.
教えたまえ
み旨を
果たしたまえ
みちかい。
(おりかえし)
5.
きよきみ子よ
われをば
君のものと
したまえ。
(おりかえし)
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375
1.
神の息よ
われに満ちて
み旨のままにぞ
生かしたまえ。
2.
きよめらるる
心のさち
進むも忍ぶも
主とともならん。
3.
天つさかえ
望み見つつ
一つとならばや
主のみ霊と。
4.
神の息よ
われを生かし
とこよの生命に
入らせたまえ。
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376
1.
あなたの力は
限りもなく
変わらない愛は
近くにある。
2.
だれが主のみ名を
知るだろうか、
いのちのみ神を
知るだろうか。
3.
あなたの姿は
わからないが
愛を知るだけで
わたしはよい。
4.
幼子のような
心あれば
暗いゆくてにも
みちが見える。
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377
1.
主を求む
きよき願い
抱きしは
主のみわざ、
主みずから
我を求め
捕えましぬ。
2.
差しのべし
み手にすがり
荒海も
越えにけり、
弱き身を
支えたもう
強きみ手よ。
3.
わがたまを
はなしまさぬ
主の愛に
こたえし日、
わがうちに
愛の泉
わきあふれぬ。
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378
1.
けわしき世の旅に
望みを与えて
主よながみ心を
知らしめたまえや、
主の手に導かれ
歩むはうれしき
天なるみ国こそ
行くべきところぞ。
2.
恐れにおののきし
貧しき心に
主よながみ心を
知らしめたまえや、
力にみたされて
み旨をさとらば
望みのあけぼのは
内にぞかがやかん。
3.
悩みにくずおれて
きずつくこの身に
主よながみ心を
知らしめたまえや、
弱きをいたわりて
いやしといのちを
たまわる主の愛は
こよなくとうとし。
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379
1.
イェスよ、
み顔あおぎ見れば
こころうちに、
燃えたつ、
手をばとりて、
ひかせたまえ。
とるに足らぬこの身は
罪にそめどこのままに
み声聞けば晴れゆく、
生きるかぎりひとすじに
きよき日々を生きぬかん。
2.
われはねがう霊のちから
弱きわれにやどりて
思いきよくことば直き
イェスの民としたまえ。
心あせるこのわれは
み手にすがるほかなし、
み顔あおぎ進むとき
迷い消えてやすけし。
3.
重荷にないみ国めざす
ゆくて遠くはるけし。
いつの日にか君にまみえ
重荷おろしやすらわん。
イェスはわれを捨てまさず
旅路終わるその日も
たのみまつる君こそは
永遠に尽きぬのぞみぞ。
4.
救いぬしよ、
われはかたく
たのみまつるみちかい、
「求め捜せ、
さらば得ん」と
いまも聞こゆ主の声。
われもいまはひたすらに
祈り求めつづけて
声のかぎり主を呼ばわん、
アーメン、
アーメン、
わが主よ。
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