300 1. 悩みのなかより われは呼ばわる、 わが主よ憐れみ かえりみたまえ。 罪あるこの身に み赦しあらずば たれかは立つをえん。 2. ゆるしのみ恵み ゆたかにあれば われらのなす業 ほこるにたらず。 み前にひれ伏し ひたすら恵みに ゆだねるほかなし。 3. わが主の他には たのむものなく この世の功も みまえにむなし。 いのちの言葉ぞ ただわが慰め まことのたてなり。 4. 夜ひるわかたず いかに待つとも まどろむことなく こころ動かじ ひたすらみ神の 言葉をたのみて 来ます主をむかえん。 5. おぞましき罪の たえずおそえど 主ともにいませば われはおそれじ。 主はわが牧者ぞ、 み民をまもりて いこいにみちびく。 ------------- 301 1. 罪あるものを 主イェスはうけたもぅ。 道にさまよい 苦しみ泣くとも 望みをあたえ 主はむかえたもぅ。 2. 恵みを受くる あたいはなけれど ゆるしの言葉 ゆたかにたまいて 罪あるものを 主はむかえたもぅ。 3. さまよいいでし 羊のごとくに まよえるわれに まさみち示して 罪あるものを 主はむかえたもぅ。 4. 「罪あるものよ みもとに来たりて 救いをえよ」と 主イェスは呼びたもぅ。 5. みもとにゆかば 天の戸ひらかれ つきせぬめぐみ ゆたかにそそがれん。 死もなどおそれん、 主はむかえたもぅ。 ------------- 302 1. ああ罪のくさりに 堅くつながれて 悪魔の力に われはおじまどう。 2. この世のすべても 今はただむなし 黄金も宝も 安きをあたえず。 3. 主はわがあがない またき救い主 われらのためとて 血を流したもう。 4. 小羊主イェスは みずからを捨てて 罪のふかみより われを救いたもぅ。 5. 自由をあたえる 愛の主キリスト 恵みのみ神を ほめたたえまつらん。 ------------- 303 1. このまま、 われを愛し召したもぅ。 罪と汚れかこむとも 深き悩みおそうとも 主のもとに迎えたもぅ、 このまま。 2. このまま、 罪と汚れとりたもぅ。 十字架の主の血によりて 父のもとに迎えられ 神の子ととなえらる、 このまま。 3. このまま、 神の愛につつまる。 神のまもり尽きざれば み国に入るその日まで 主によりてやすきあり、 このまま。 ------------- 304 1. アダムの犯せる 罪に汚れし われらはみ前に おそれひれ伏す。 主イェスの死により たえざる恵みと いのちをたまえ、 父なる神よ。 2. 主イェスはわが道 ひかりとまこと み国の門べに みちびくしるべ、 われらの砕けし 悔いたる心に 示させたまえ、 あがないぬしよ。 3. ゆるしのみことば たえせずあたえ 滅びのやみより われをはなちて あか星かがやく はるけき行くてを 望ませたまえ、 み霊の神よ。 アーメン ------------- 305 1. 主よ積れる罪 わが身に重し。 ただおのがために 生きたるわれは いまはおののきて み前にひれふす。 2. 主よゆるしたまえ わが重き罪。 われひとり迷い 主をはなれしを、 はげしきみ怒り 向け給うなかれ。 3. 主イェスのみ傷は わが罪いやす。 主の血しおこそは 救いのしるし、 われはひたすらに 主のみ手に縋る。 4. 主よゆだねまつる わが重き罪。 汚れしこの身を きよめ洗いて 主よ主のみもとに とどまらせ給え。 アーメン ------------- 306 1. あるがままわれを 血をもてあがない、 イェスまねきたもう、 みもとにわれゆく。 2. 洗うすべもなき わがとがも罪も イェスきよめたもう、 みもとにわれゆく。 3. うたがいの波も おそれのあらしも イェスしずめたもう、 みもとにわれゆく。 4. 心のいたでに 悩めるこの身を イェスいやしたもう、 みもとにわれゆく。 5. たよりゆくものに 救いといのちを イェスちかいたもう、 みもとにわれゆく。 6.あるがままわれを かくまであわれみ イェス愛したもう、 みもとにわれゆく。 アーメン ------------- 307 1. まぶねの中に うぶ声あげ、 大工の家に 人となりて 貧しきうれい、 生くるなやみ、 つぶさになめし この人を見よ。 2. 食するひまも うちわすれて、 しいたげられし 人をたずね、 友なきものの 友となリて、 こころくだきし この人を見よ。 3. すべてのものを 与えしすえ、 死のほかなにも 報いられで、 十字架の上に あげられつつ、 敵をゆるしし この人を見よ。 4. この人を見よ、 この人にぞ、 こよなき愛は あらわれたる、 この人を見よ、 この人こそ 人となりたる 活ける神なれ。 ------------- 308 1. 冠ささげ ほめたたえよ、 み神の小羊 救いのきみ、 いざうたえよ、 たぐいもなき とこしえに在ます あがないの主。 2. 冠ささげ ほめたたえよ、 マリヤに宿りて ひととなれる ベツレヘムの みどりごこそ くすしくも咲ける 愛の花ぞ。 3. 冠ささげ ほめたたえよ、 愛する主イェスの み傷を見よ、 み手とわきの 愛の痛手 栄えの光に 照りかがやく。 4. 冠ささげ ほめたたえよ、 み墓をいでたる 勝利の主を、 死をほろぼし よみがえりて とこしえのいのち われにたもう。 5. 冠ささげ ほめたたえよ、 天なるみくらの み座にいます 愛のみ神 君の君に 栄えの冠を ささげまつらん。 ------------- 309 1. み神の小羊 世をあがない さかえのみ座に いまいませど シオンの道をば たどりしとき くずおれたまいぬ 恥を負いて。 2. カルバリの丘に 立てられたる 十字架のうえに 肉をさきて 血しおを流すは 主のえらびし み心なりしか、 げにとうとし。 3. み座をめぐりて 聖徒のむれ うた声ひびかせ たたえまつる、 われらを愛して しもべとなり いのちも惜しまず 捨てたる主を。 4. 死をもて死に勝ち われらのため 主の備えたもう み国のさち。 いさおし無くして 与えられし 喜びのしらべ 限りなからん。 -------------